インプラントを初めて知る方へ
成人すると親知らずが動き出す頃に、前歯が乱ぐいになることがあります。
また、上下のかみ合わせが悪いと、歯はいつも同じ一定方向に力が加わることで、乱ぐいが徐々にひどくなっていきます。中高年になると気づかない間に歯周病が進行して、歯ならびが乱れることがあります。
このように年齢と成長過程により不正咬合になる可能性があります。そして、現代人の歯ならびの悪さの原因は食事にあります。
口当たりの良いやわらかい感触の物が好まれて、固いものを食べなくなりました。口当たりの良い料理や食品は、すべてではありませんが、高カロリー、高脂肪の食事になりがちで、体にとってはイエローカードの食生活を招くことになります。
今や世界で注目されている日本の和食料理は、かむという観点から見ても体に良い料理だといえるでしょう。また、無理なダイエットや偏った食生活、スナック菓子の食べすぎなども含めて、物をよくかまないで食べることが、アゴの骨を小さくさせているのです。
豊富な栄養で体や歯の大きさは大きく育っても、物をかまないアゴは逆に小さくなり、体の成長に追いつきません。そのため、歯ならびは悪くなって現れるのです。
このことは、今まで普通の人が普通乗用車に乗っていたのが、太った人が軽乗用車に乗っているようなものです。悪い歯ならびを、理想的な形(アイデアル・アーチ)に再配列することが矯正です。
さらには上アゴ、下アゴのアイデアル・アーチを、好ましい位置に移動することで、きれいな歯ならびが取り戻せます。インプラント矯正は、このような悪い歯ならびの移動と再配列を短時間で可能にするすぐれた矯正法です。
歯ならびが悪いと物をかんだときに、だ液の流れが悪くなり、だ液による殺菌作用が低下します。殺菌作用が悪いと歯周病やムシ歯の原因といわれる歯垢のなかに、自然と細菌が育っていくことになります。
さらに、だ液に含まれている消化を助けるさまざまな消化酵素や物質の働きがなされないために、胃腸のなかで食物を消化する働きが悪くなります。かまないで飲み込む傾向がある人は、胃腸障害の原因にもなります。
胃腸障害からくるイライラも起こります。また、歯ならびが悪いと物をかむときに一部の歯に負担がかかり、その歯が歯周病になる原因になるばかりか、アゴを無理な方向に誘導するので、アゴの関節への負担が大きくなります。
関節や筋肉に負担を与えるので「顎関節症」をひき起こすこともあります。
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